地味男改造計画

6/7
464人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
ニコニコしながら、お喋りする楓。 やっぱり可愛い。 あ、ずっと嫌がってたプリ、今なら撮らせてくれるかも! 今ご機嫌だし! ということで、ご機嫌な彼氏にお願いしてみた。 ら「楓~?プリクラ撮りに行こー」 か「あ…プリクラ…。うん、いいよ」 ら「やったぁ!念願の楓との2ショット!」 俺は嬉しすぎて楓の手を握り、一番近いゲームセンターまで走っていた。 端から見たらただの馬鹿だっただろうな…。 プリクラ━━━ ら「楓、ちゅープリ撮ろ」 か「ちゅー…プリ!?」 ら「そ」 か「む、無理無理無理無理」 ら「はい、こっち向いてー」 俺は嫌がる楓の顎を持ち上げ、キスをした。 さすがに濃厚キッスはやめたけどね。 か「は、恥ずかし…」 ら「いーじゃん、別にちゅーくらい」 か「嵐くんのばかっ…」 ら「かぁわぁいー」 か「もう!いちいち恥ずかしいよ…」 ら「あははっ」 楓は顔を赤くしていた。 プリは全部イチャつき度マックス。 てゆーかオレが一方に密着しただけだけど。 明日は楓と表だってイチャイチャ出来るし、ちょーはっぴー! プリクラ携帯に貼ろっかなぁ…。 と思っていたら、それを見透かしたように、楓が。 か「プリクラ絶対にどこにも貼らないでよ!」 ら「えぇー、なんでよー。携帯に貼ろうと思ったのに」 か「だ、だめだめ!携帯なんか一番だめ!」 ら「ちぇっ」 楓はぷりぷり怒りながらも、笑っていた。 楓を家まで送り、明日は一緒に登校する約束をして別れた。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!