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次の日…俺はコンビニで買ったおにぎりをかじりながら街を歩いていた。おにぎりはやっぱ高菜が一番だと思う。異論は認める。今食べているおにぎりはシーチキンマヨで、片手に持つビニール袋には高菜おにぎりと既に開封されたおにぎりの袋、それと飲みかけのお茶が入っていた。
街の中でも所謂駅前と呼ばれるところにいる。朝から賑やかで、通勤通学の時間帯なのかスーツ姿の人や学生が多い。そんな中、俺は一人の学生に目が止まった。髪はピンク色のウェーブがかかったショート。少し吊り目のきつい顔。
元いた世界ではピンクの髪なんて居なかった。あってもコスプレとか位で地毛でピンクなんてのは無い。しかし周りの人は緑や赤など様々な色の髪をしている。そんな中でも一際目立つその学生を俺は知っていた…。
真一「…ツァン・ディレ…だと……?」
真六部衆を使う彼女。
カゲキ→キザンとやらかす彼女。
ツンデレ僕っ子な彼女。
いやいや他人のそら似だろうと思いつつ、周りを見ると知ってる顔がちらほらと…。警官らしき人はまんまセキュリティと同じ制服だった。
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