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少年視点～
痛い、とにかく痛い。
調子に乗って家を出たら、見事に転んだ。
「うぐぅっ……、痛い…」
春のぽかぽかした陽射しを浴びる身体を起こして、なんとか痛みを堪え立ち上がった。
膝から血が出てるけど、このまま家に帰ったらカッコ悪いし、でも痛いからと色々考えていたがそのままにしとく事にする。
制服に付いた汚れを落とすと、ズキズキする足を動かした。
今日は記念する日。
高校の入学式なのだ。
俺は今、徒歩で学校に向かっている。
しかし、その学校は普通ではない。
な、なんと、
『ホモ９８％』
という極めて嬉しい男子校である。
えっ？
お前もホモなのかって？
ふふん、違うぞ。
俺は、健全な腐男子だぁ！！゛
自慢する事じゃないって？
まぁ、話を聞いてくれたまえ。
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