いくなよ

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夜、屯 所へ行くと、大勢の人がみな泣きながらいた。 筆頭はあのゴリラだった。 沖 田は…壊れないだろうか。 泣きも喚きもしないで、彼はただ無表情で遺影を見ていた。 「お焼香、行きましょう。」 新 八に促され、おぼつかない足取りで前へ進む。 違う、壊れそうなのは俺だ。
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