いくなよ

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だけど、その約束は守られなかった。 「儚いな…命なんてさ…」 「え?」 「俺帰るわ。」 「ちょ、旦 那…!」 「ここにいたら、泣いちゃうよ俺。」 「っ…」 「見送り、できなくてごめん。」 眠ったその顔に言葉を落とし、俺はその場を後にした。
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