春は出合いの季節。

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「おーい、入学式始まるぞー!」 一緒に入学した昔馴染み等の声がした。 「今行く」 だが白いや銀?の髪のやつは気にかかった。 「お前、行かないのか?入学式。」 「え?俺?」 「そう、白髪のお前。」 「あ、地毛地毛。」 「そうなのか?」 「そ、目立つけどな。 入学式だっけ? 出なきゃだめなの?」 「は?」 「めんどくさいんだよね。 入学式って、たかだか入学するだけじゃん。 話いらなくね? っつーわけで俺はもう少ししたら行きますわ。 じゃーね。」 「え、いや、ちょ………なんだあれ、変わった奴。」 第一印象は変。 でも、これから三年間の間に、彼が、とても大事な人になることを。 黒髪の少年は知るよしもなかったのだった。 出逢いは偶然か必然か。 それは自分自身が決めること。 fin.
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