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男2人を引きずってどこか行った
「あんた大丈夫か?」
女は泣き崩れていた……
「…うぅ…ヒック…」
「もう大丈夫だから泣くな泣くな」
俺は抱き締めながら優しく頭を撫でた
「う、うぅ…うわぁぁぁぁぁん」
女は俺の胸元でめちゃ泣いた
……これ、遅刻決定だな
ま、取り敢えずコイツを保健室までつれてくか…
俺は女をおんぶをして学校まで歩いた
女は背中で寝ていた
そういえばコイツ、可愛い顔してんな…
顔は太くもなけりゃ細くもない
それでいて眉毛は整っていて二重。スタイルはスラッとしている。モデルもビックリだな…
俺は学校につき、保健室まで足を運んだ
「失礼しまーす」
……誰もいない…
そういえば今は入学式をやってるのか
そして俺はコイツをベッドまで持っていき、ゆっくりと寝かせた
とりまコイツが起きるまで一緒にいてやるか?
いや戻ろ…
俺は保健室を出て体育館へ向かってなにくわぬ顔で参加した…
「おい、お前今までなにしてた?」
拳がいきなり聞いてきた
「コンビニに寄り道しただけ…」
あながち間違ったことは言っていない
「そうか。それは安心だな。俺はてっきり今日来た新入生をナンパしてんのかと思ったわ」
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