No.02 ◆モニタールーム◆

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昨晩は龍太と語りすぎた。 結局シャワーも浴びれなかった。 ベッドから起きるのが辛い。 寮の起床時間は7時。 食堂も7時ごろに開くらしい。 ちなみに、龍太も僕と同じポジションでモニタールームらしい。 龍太にモニタールームの仕事について聞いてみたら 突然俯いて何も教えてもらえなかった。 モニタールームって一体… 僕は、7時の目覚まし時計がなる少し前に目が覚めていた。 疲れでもっと眠れる。 と、思っていたのに意外と眠れないものだ。 身体が慣れない環境にあったからかもしれない。 僕は、少し早めだけど起きることにした。 よいしょ と小さく呟いて体を起こした。 隣には寝息を立てる龍太。 起こさないようになるべく音を立てずに寝室を出た。 無駄に広いリビングの大きなソファに腰掛けた。 何をするでもなく、ただぼーっと天井を眺めるだけ。 何分か経った後に龍太が寝室から出てきた。 「おはよー。星一、早いね… ボク、まだ眠い………」 「おはよ。もう7時か。」 目を擦りながら欠伸した龍太。 「星一、さき食堂行っててよ。ボクちゃんと顔洗ったらいくからさ…。」 「わかった。僕も顔だけ洗ってくよ。」 そう言って僕は、自分の眠そうな顔に冷たい水をぶっかけた。 一瞬にして目が覚める。 「じゃあ、さきにいってる。」 僕は、寮から出て食堂に向かった。
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