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昨晩は龍太と語りすぎた。
結局シャワーも浴びれなかった。
ベッドから起きるのが辛い。
寮の起床時間は7時。
食堂も7時ごろに開くらしい。
ちなみに、龍太も僕と同じポジションでモニタールームらしい。
龍太にモニタールームの仕事について聞いてみたら
突然俯いて何も教えてもらえなかった。
モニタールームって一体…
僕は、7時の目覚まし時計がなる少し前に目が覚めていた。
疲れでもっと眠れる。
と、思っていたのに意外と眠れないものだ。
身体が慣れない環境にあったからかもしれない。
僕は、少し早めだけど起きることにした。
よいしょ
と小さく呟いて体を起こした。
隣には寝息を立てる龍太。
起こさないようになるべく音を立てずに寝室を出た。
無駄に広いリビングの大きなソファに腰掛けた。
何をするでもなく、ただぼーっと天井を眺めるだけ。
何分か経った後に龍太が寝室から出てきた。
「おはよー。星一、早いね…
ボク、まだ眠い………」
「おはよ。もう7時か。」
目を擦りながら欠伸した龍太。
「星一、さき食堂行っててよ。ボクちゃんと顔洗ったらいくからさ…。」
「わかった。僕も顔だけ洗ってくよ。」
そう言って僕は、自分の眠そうな顔に冷たい水をぶっかけた。
一瞬にして目が覚める。
「じゃあ、さきにいってる。」
僕は、寮から出て食堂に向かった。
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