No.01 ◆エレメンター研究所◆

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「ボクは男だよ!」 目に涙をためてうるうるした目で言う。 彼女…いや、彼はぱっつんが特徴の男の人だった。 「こんなに可愛い男の人っているんですね…」 「なっ!可愛くない! ボクは男だもん!」 必死になって男だ男だと叫ぶぱっつん男子。 それより暗証番号教えてほしいんだけどなぁ。 「わかりました!男なのはわかりましたから! とにかく、暗証番号教えてくださいよっ」 その言葉で我に返った彼。 「あ、そうだね。 じゃぁ、今から番号言うからその通りにボタン押してね。」 僕は頷き 指を数字の書いたボタンの近くまで持っていった。 「言うよ?覚えてね? “0480605”だよ。」 0480605…っと。 ピッピッ と、ボタンの音が耳に響く。 「うん!これで入れるよ! でも、毎回外に出たら番号打つのってちょっとめんどくさいよね…」 「そうですね…」 そうして僕は、やっと部屋に入ることが出来た。
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