仕事の前に。

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紅魔館にある自室に戻るとそこには何故かパチュリーの姿があった。 パチュリー「あら、早かったわね。」 亮夜「あ、パチュリー様、もう少し待ってて下さい。」 亮夜は机の上にパソコンなどを置き買ってきたビデオカメラを改造し始めた。 霖之助「何を作ってるんだい?」 亮夜「見回りロボット。……よし、出来た。」 亮夜は完成したビデオカメラをパチュリーに渡す。 霖之助「最初の形と何も変わってないような…。」 亮夜「まぁ見てみなって。」 そう言うと亮夜はパソコンを起動させる。 すると画面にはパチュリーの顔が写っていた。 パチュリー「なるほどね。これが見ているものをそれを通して見ることが出来るのね。」 亮夜「そう言うこと。じゃ、パチュリー様、お願いします。」 そう言われるとパチュリーは何かつぶやく。 すると、ビデオカメラの周りに魔法陣が現れる。 パチュリー「これでいいわ。」 霖之助「何をしたんだい?」 パチュリー「あの装置に魔力を与えて迎撃機能をつけたの。亮夜君と私、それから咲夜とレミィのいずれかの命令があれば侵入者を迎撃するわ。」 霖之助「でも、1つで足りるのかい?」 亮夜「それは俺の能力で何とかなるよ。」 そう言った亮夜の周りには先ほどのビデオカメラが4つ浮いていた。 霖之助「増やすことが出来るのか…。商売上がったりだよ…。」 パチュリー「それじゃあ、これの名前を付けたら?あなたが。」 霖之助「そうだなぁ~……よし、『監視式』とかはどうだい?」 パチュリー「ダサいけどいいんじゃないかしら?」 亮夜「『ダサい』は余計なのでは?」 霖之助「ははは……まぁいいや。それじゃあ必要なものがあったらまたおいで。」 そう言うと霖之助は香霖堂に帰って行った。 パチュリー「で、図書館周辺に大量に配備してくれるのよね?」 亮夜「約束でしたね…。後で向かわせます。」 パチュリー「20機ぐらい期待してるわ。」 亮夜「厳しいっすね…。」
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