50人が本棚に入れています
本棚に追加
監視式を20機パチュリーの元に送った後、亮夜はとてつもなく暇になった。
警備員だから勝手に外出するわけにもいかない。
そもそも、弾幕を出せない亮夜にしては自分の身を守れないのである。
つまり、外出=自殺行為と言う恐ろしい方程式が成り立っているのだ。
ならば紅魔館内の探索をすると言う案もあるが、なにぶんさっきから監視式でずっと見ている。
つまり、部屋から1歩も出ずに紅魔館内の様子を知っているのだ。
亮夜「これじゃあニートまっしぐらだな。」
自宅警備員がリアルに職業になってしまったので仕方がないと言えば仕方がない。(他人の家だが。)
そんな事を思っていると部屋のドアをノックする音が聞こえた。
亮夜「どうぞ。」
咲夜「亮夜君、お昼の時間よ。」
亮夜「えっ、もうそんな時間か。分かった。」
そう言うと亮夜は咲夜について行く。
途中で監視式が飛んでいるのが見えた。
咲夜「あれは?」
亮夜「屋敷の中と外の見回りをさせるロボット。」
咲夜「ふーん。美鈴が寝ているのが見えたら容赦なく攻撃していいわ。」
亮夜「あっ、咲夜さ……まぁいいや。」
そんなやりとりをしていると食堂についた。
食堂には既にレミリアと美鈴が来ていた。
レミリア「亮夜、ここでの生活には慣れたかしら?」
亮夜「まだ来てから半日もたってないですけど。」
レミリア「そ、そうだったわね…。」
亮夜は『ボケかなぁ…。』と思いもしたが殺されたくないので言わないことにした。
そんな事を思っているとパチュリーとさっきは見なかった赤い髪の悪魔っぽい女性がレミリアぐらいの金髪でキラキラした羽をした少女を連れてやってきた。
亮夜「えーっと…お2人は?」
小悪魔「パチュリー様のお手伝いをしている小悪魔です。よろしくお願いします。」
?「……。」
レミリア「フラン。」
フラン「……。」
レミリア「フラン!」
フラン「…うるさいなぁ」
レミリア「フラン!!」
フラン「……はいはい。フランドール・スカーレットです。よろしく。」
亮夜「あ、あぁ…えーっと小悪魔さんにフラン様ですね。よ、よろしくお願いします。」
最初のコメントを投稿しよう!