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朝、爽やかな目覚めである。いつの間にか次の日になっているがツッコミはなしだ。
亮夜は夜のことなどさっぱり忘れ、パソコンのところに行こうとした。
そして気づいた。
左足が無い!!
亮夜は必死に昨日の夜のことを思いだそうとする。
しかし、屋上でレミリアと別れた後以降の記憶がこれっぽっちも残ってないのだ。
亮夜「………無い。」
するとドアをノックする音が聞こえた。
亮夜は慌てて布団をかぶり返事をした。
レミリア「亮夜、昨晩フランの部屋に行ったかしら?」
亮夜「昨晩ですか?行ってないはずですけど。」
レミリア「じゃあなんでフランの部屋に人間の足が落ちていたのかしら?」
亮夜「!?」
レミリア「ちょっとその布団を取ってみなさい。」
亮夜が戸惑っているとレミリアの後ろでフランが手を合わせて何度も頭を下げて謝っているのが見えた。
亮夜「いきますよ…。」
そう言って亮夜は布団を取る。するとやはり左足が無い。
レミリア「はぁ…。医者を呼んであげるから少しそこでおとなしくしていなさい。」
そう言ってレミリアは亮夜の左足をベッドの上に放り投げた。
するとフランがこちらに駆け寄ってきた。
フラン「あ、あのね!昨日亮夜君を部屋に送り届けた後にお部屋に戻ったらお姉様がいてね、いろんなことが全部バレちゃった。どうしよう。」
亮夜「あー、だんだん思い出してきた。」
そんなことを言っていると、いつの間にか咲夜がやってきていた。
咲夜「医者が来たわ。」
そう言うとドアが開き、赤と青のツートンカラーとウサミミブレザーが入ってきた。
咲夜「それじゃあ永琳さんお願いします。」
そう言うと咲夜は出て行った。
永琳「それじゃあうどんげ、始めるわよ。」
うどんげ「はい、お師匠様。」
赤と青のツートンカラーとウサミミブレザーはそれぞれ永琳とうどんげと言うらしい。
永琳「足が体から離れただけね。これならすぐに治るわ。」
そう言うと永琳は足の切れ口のところに薬を塗ると元の場所につけた。
永琳「はい、おしまい。動かしてご覧なさい。」
そう言われ亮夜は左足を動かしてみる。
すると左足は本来の動きをしていた。
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