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亮夜はドアを2、3回ノックした。
するとドアの向こう側から大人びた声で「どうぞ」と聞こえた。
亮夜は「失礼します。」と言ってからドアを開けて部屋に入った。
すると、そこには咲夜と背中に蝙蝠の羽を生やした小学生くらいの少女がいた。
?「貴方が私の屋敷で働きたいと言う人間ね。……ふーん。面白い運命の持ち主ね。」
急に何を言い出すんだコイツは。
亮夜「今後お世話になります。名前は…」
?「知ってるわ。外来人なのでしょう?本当ならこの場で咲夜に料理してもらってもいいのだけど貴方の運命が気になったから特別にここで働くことを許してあげるわ。」
亮夜「あ、ありがとうございます。…えーっと」
レミリア「レミリア。レミリア・スカーレットよ。」
亮夜「レミリア・スカーレットですね。分かりました!お嬢様!」
レミリア「さて、貴方の仕事は…。」
レミリアはそう言うと咲夜を見る。
レミリア「決めた。警備員やりなさい。」
亮夜「警備員?」
自宅警備員→ニート
レミリア「うちの門番1人じゃやっていけなくてね。侵入者が多いの。だから貴方に警備員的なものをやって欲しいの。拒否権はないわ。いいわね?」
亮夜「…うーん。分かりました。お任せ下さい!」
レミリア「それじゃあ咲夜、あとはよろしくね。」
咲夜「畏まりました。ついてらっしゃい。」
そう言われ亮夜は咲夜について部屋を出た。
レミリア「彼の運命は私の力をもってしても見えない。彼がいれば当分の間は退屈しなくてすみそうね。これから面白くなりそうだわ。」
レミリアはそう言うと紅茶を飲んだ。
レミリア「熱っ!!」
……えーっと?
レミリア「……。」
……。
レミリア「(-_-#)」
………あ、あははは。
レミリア「不夜城レッド!!」
うわっ!!ちょ!!まっ!!
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