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パチュリーから自分の能力を教えて貰った亮夜はいろいろと必要なものを揃えるために教えて貰った店に向かっていた。
湖の畔を歩いていると1軒の家が見えてきた。
しかし、その家の片隅には廃材置き場のようなものも出来ていた。
亮夜はその家に近づいてみる。
すると看板が入口の上にあった。
亮夜「香霖堂…。ここだ!」
亮夜はドアを開けて中に入る。
店の中にはパソコンや扇風機、デジカメなどの見慣れたものから茶釜や煙管など今ではあまり見なくなったものや正体すら分からないものまであった。
暫く見ていると奥から店主と思われる人が出てきた。幻想郷に来てから初めての男である。
?「いらっしゃい。何かご用かい?」
亮夜「いや、この辺のパソコンを1台とケーブルを数本。それからビデオカメラを1台。」
?「結構買うね…。それにパソコンを買うと言うことは君は外来人かい?」
亮夜「そんなにパソコンを買う人いないのか?」
?「必要ないからね。」
亮夜「ふーん。で、全部でいくら?」
?「28000円でいいよ。」
亮夜は驚愕した。
亮夜「安いな…。」
亮夜は店主に代金を渡した。
?「それより、何に使うんだい?」
亮夜「仕事。あっ、そうだ。なんか飛び道具売ってよ。」
?「飛び道具か…。だったら…。」
そう言うと店主はトランプを1組出した。
?「よくわかんないけど有名な人が使ってたそうだよ。今回は特別にタダであげるよ。」
亮夜「ありがとう!…えーっと。」
霖之助「森近霖之助だよ。よろしく。」
亮夜「よろしく。霖之助さん。」
霖之助「そうだ。この際だからパソコンの使い方を見てみたいな。君の仕事場に行ってみてもいいかい?」
亮夜「別に構いやしないけど…、結構近いよ?」
霖之助「そうなのかい?でも、この辺じゃあ悪魔の屋敷ぐらいしかないよ?」
亮夜「その悪魔の屋敷が仕事場。」
そう言って亮夜は荷物を持って紅魔館に向かった。
霖之助も少し驚いたが、また平常に戻って亮夜の後をついて行った。
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