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『ママ!あの話聞かせて!』
『あらあら、また?』
『だって僕、好きなんだもん!』
『もう、仕方ないわね
これ聞いたら寝るのよ?』
『うん!だから早く』
『それじゃぁ…』
むかしむかしあるところに
働き者の少年がいました
少年は病の母を救うため
毎日懸命に働いていました
雨の日も、雪の日も働き続けました
そんなある日
少年のもとに三人の騎士が現れました
彼らは少年を世界を救う勇者として
騎士団に誘おうしましたが
少年は母のためにその誘いを断ってしまいました
『それでそれで?』
『もう…ほら続きよ?』
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