41人が本棚に入れています
本棚に追加
†
どうも、天童尊です
つい先ほど不良っぽい小学生と
友達になった尊です
しかないよね
嬉しかったし、断ったら
殴られそうだったからしかないよね
｢ところで、名前なんていうんだ？｣
しばらく一緒に歩いてると
何かを思い出したように彼が言った
｢ん？僕は尊だよ、天童尊
そういえば君の名前聞いてないや｣
｢俺か？俺は石動なお
よろしく尊！｣
満面の笑みで笑うなお君
まっまぶしすぎるっ
はっ！
いけないいけない
相手は男の子で…
｢？尊なにしてんだ？｣
心配そうな顔でなお君が僕を見つめる
ふぇぇ
まっまぶしすぎるよぅ
とっとにかく
話題をふってそらさないと
｢なっなお君ご両親は一緒じゃないの？｣
｢いやっ入学式で
後から来るだろうけど…突然どうしたんだ？｣
｢いやっ…迷子にならないか心配で｣
｢ぶっ飛ばすぞてめぇ｣
なんだ!?何でいきなり罵倒されてるんだ？
そんなこんなでいつの間にか
これから入学する高校に着いていた
なんか…友達と登校って
時間も早く進むもんなんだなぁ…
｢それじゃぁなお君僕はこっちだから｣
僕はなお君に別れを告げ
校門をくぐる
はぁ…今日から高校生かぁ…
.
最初のコメントを投稿しよう！