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「…ほんとう?」
兄貴が顔を上げた
「うん。」
「ぜったい…“約束”?」
「あぁ、“約束”する」
俺が答えると兄貴はふわりと笑った
トクンッ
その可愛らしさに我慢できなくなって兄貴の後頭部に手をやり戸惑う兄貴に深いキスを仕掛ける
「っ!?……んぁ…んんっ」
抵抗らしい抵抗もできず甘い声を洩らす兄貴に抑えが利かなくなって気が済むまでキスを続けた
ペロッ
軽く唇をなめたあとそっと口付けをおえる
「…はぁ……っぁ…りく?…はぁっ……」
力が入らないのか、俺にもたれかかってきて必死に息を整えている兄貴が本当にいとおしい
「あと、もう一つ…
俺、兄貴に秘密にしていることがあるんだ
俺は兄貴が好き
家族愛じゃないよ
それ以上…恋愛感情として、だ
男同士でも、兄弟でもかまわない
俺は兄貴が…空が好き」
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