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おまけ
無事に気持ちを伝えられた俺たち
今は2人で一緒のベットに横になり、俺がなんで性格を変えていたか説明しているところだ
「――あの時から兄貴、俺のことずっと気に掛けてくれてたじゃん?あの時の兄貴は一生懸命過ぎて見てられなかった…だから相談したんだ、遥姉さんに。
『兄貴が笑えるようにするにはどうしたらいい?』って…
そしたら『陸が笑っていればいいのよ。周りが楽しくしてれば空だって楽しいはずだわ』って。
だから俺、いつも明るくしてたんだ。そしたら兄貴、だんだん笑ってくれるようになって俺、嬉しかった。」
「そうなんだ…僕もはる姉に相談してたんだよ」
「えぇ!?どういうこと?」
「えっとね…―――」
聞けば明るい性格になった俺と自分との間に壁ができたようで気になってたらしい
で、遥姉さんに相談したら『陸を真似て明るくなればいいのよ』と言われたんだって
“同じ”ということに、そこまで拘ってはいなかったらしい
今までの俺の頑張りってなんだったんだろうな…
はぁ……
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