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建物の入り口に一番近い駐車場にパトカーを乗り捨てると、細長い廊下を走り抜けた。
向かうは、一番奥から二番目の部屋...
以前にもお世話になった鑑識員がいる部屋である。
走る勢いそのままに、ドアを激しくノックした。
「あいてますよ」と、中から声がしたため急いで扉を開けて中へと入ると、白衣を纏った一人の男性がなにかの書類に目を通している所だった。
「またあなたですか。そんなに強くドアを叩かないでください」
中にいた間宮 亮は、息を切らす一輝にため息をはいた。
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