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なぜママンがここにいるのかは解らないが、とにかく彼女が重要参考人に間違いない。
「課長...」
「わたしも、彼女が連れてこられたときは驚いたよ。まさかっ...てね」
飯田は、呆然とガラスの向こう側を眺める一輝に、いきさつを話した。
ママンが山の蔵に、新酒の契約に訪れたこと...
そして、山岸和彦に直接コップを手渡しお酌をしたこと...
「きみを呼んだのは他でもない。彼女が、伊藤君以外には何も話したくないと言っていてね」
そう言って、腕を組んでため息を吐いた。
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