壱夜

3/5
前へ
/36ページ
次へ
キラキラ光る星の銀貨が降り注ぐ 星降る夜の世界 0時を示す鐘の音が鳴り響き 美しいドレスを着た少女はガラスの靴を落としてしまいました 粉々に割れてしまったガラスの靴 美しいドレスの少女にはガラスの靴を拾ってくれる素敵な王子様は現れません だって王子様と少女を結びつけるガラスの靴は粉々に壊れてしまったから 何度も何度も巡るように廻る 舞踏会と割れたガラスの靴 いつまでたっても逢うことができない素敵な王子様 終わらない悪夢 ユメはそんな少女の元に現れました 「こんばんわ、ごきげんいかが? アナタの悪い夢を終わらせましょう? だからボクにまかせて」 ユメは少女にそう語りかけました
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加