壱夜

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少女は呟きます 悪夢を終わらせてくれた黒い姿の小さな女の子ユメに 「ありがとう」と ユメは赤い屋根のお家で眠っている少女の額から手を離しました ユメの手には丸い悪夢の詰まった小さなシンデレラの夢の塊を持っていました ユメはその塊をパクッと喰べてしまいました するとユメの身体に変化が訪れます 小さな小さな女の子のユメは5歳くらいの身体から10歳くらいの女の子の身体へと成長しました ユメはお陽様が昇る前にすうっと姿を消しました お陽様を消して 月の灯りをつける夜まで・・・
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