(1)出会い

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鞄を見つめていると、紗央莉が光の速さで戻って来た。 「愛ちゃーん!」 「ん?どうだった?」 「スゴいよ!紗央と愛ちゃん、また一緒にクラスだよっ!」 「…良かったね」 「紗央は愛ちゃんにくっついとくんだぁ♪」 「…………。」 紗央莉は目をキラキラと輝かせて話している。 (ま、いっか。) また周りが賑やかなになると思えば悪い気もしなかった。 こんな奴、私以外面倒見れないし。 「さぁ!教室へしゅっぱーつ!」 「はいはい。」 もう反抗する事に疲れた私は、テンションMAXの紗央莉に手を引かれて教室に向かった。
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