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雨が降りしきるなか
一人の男は銀行の前にたたずんでいた
その男は黒い大きなコートを着ている
口には黒い布が巻かれていた
手には大きなカバンがあり
右手はポケットに入れている
それなりの身長がある
体格がいい大きな男だ
鼻のしたにはヒゲがはえている
どうみても怪しい男が
銀行の前にたっている
「ふぅ・・・」
一息ついた後
男の表情はいきなり変わった
目元をキッとしめて
眉毛を寄せ
眉間にしわを寄せた
「いくか・・・」
男はその大柄な体をゆっくりと動かし
銀行に入っていった
銀行内の客達は
その黒い大柄な男を見て
ざわざわと騒ぎだした
どうみても怪しいその格好
黒に覆われたその格好は
誰がどうみても
強盗にしか見えないだろう
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