在校生代表

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一方あたしはそんな事に気づかず、 気づいたのは挨拶を終えて舞台裏に再び戻ったときで。 演台の前では思った以上に緊張して、 作文用紙に殴り書きされているものを読むだけで精一杯だったのだ。 「終わったぁ…。」 舞台裏の薄暗さに包まれながら肩を撫で下ろし、 手でドクンドクンと未だに早い音をたてる自分の胸を押さえる。
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