一章~異世界と出会い~

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「姉貴は“超”が付くほど方向音痴だからな。あと1日待って来なかったら、出発してたよ」 殊勝な心遣い傷み入る。 ん? 1日? 「影次、こっちに来たのいつ?」 「今日で2日目」 私は影次の数分後にこっちへ飛ばされたはずなんだけど… 「タイムラグ、だね」 あぁ、察してくれてありがとう。 「こういう世界じゃよくあることさ」 「知ったような口を」 まぁ、良くあることだけど、ファンタジーならね。 一応ファンタジーだけど現実なのよね。 「とりあえず街に行こう。北の方で夜に明かりがボンヤリ見えたんだ」
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