一章~異世界と出会い~

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影次はそう言って前を歩き始めた。 さすが頼りになるね。 影次は木の棒を持って先に進んでいく。 道は特に険しくもなく、歩きやすい。 あれ、そういえば… 「影次、武器は?」 影次は見たところ武器らしいものは持っていない。 私は起きたときに何故か近くにあったけど。 「俺も気になってた。その刀どうした?」 あれあれ?私だけ!? とりあえず説明。 「ずりぃな」 そっちか… 「ていうよりも武器無しで食事はどうしてた?」 「ここ、猛獣はいないけど、小動物はいるんだよ。だから、罠張ってその辺の鋭利な石をちょっと削って…後は分かるだろ?てか俺も武器欲しいなぁ」 見事なサバイバーですね。 そして物欲しそうに私の刀を見る。
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