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あれはスライムでいいのか?
「経験値を稼ぐしかない!」
影次は木の棒を持ったまま草原を駆け出したっ!
おいおい、マジか。
「待ちなよ!!全く、ゲームじゃないんだからねっ!」
無謀に飛び出した影次を援護するため、刀を抜いて後を追う。
「あれ、体が軽い…?」
刀を抜いた瞬間から、体の重さが少し無くなった気がする。
私専用って、あながち嘘じゃないかもね。
刀とは思えないくらい軽いし。
とりあえず、先を走る影次に追いつかないと!
だが、影次は脅威のスピードでスライムに到達。
さすが元中学陸上強化選手。
「どりゃあっ!」
2、3匹いるスライムの内、1匹を蹴り飛ばす影次。
スライムは空中でバラバラになって地面に落ち、そのまま動かなくなった。
「よわっ!!」
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