一章~異世界と出会い~

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あれはスライムでいいのか? 「経験値を稼ぐしかない!」 影次は木の棒を持ったまま草原を駆け出したっ! おいおい、マジか。 「待ちなよ!!全く、ゲームじゃないんだからねっ!」 無謀に飛び出した影次を援護するため、刀を抜いて後を追う。 「あれ、体が軽い…?」 刀を抜いた瞬間から、体の重さが少し無くなった気がする。 私専用って、あながち嘘じゃないかもね。 刀とは思えないくらい軽いし。 とりあえず、先を走る影次に追いつかないと! だが、影次は脅威のスピードでスライムに到達。 さすが元中学陸上強化選手。 「どりゃあっ!」 2、3匹いるスライムの内、1匹を蹴り飛ばす影次。 スライムは空中でバラバラになって地面に落ち、そのまま動かなくなった。 「よわっ!!」
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