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「ただいま~、ってあれ?」 玄関に見慣れない靴が・・ まさか! 「お母さん、もしかしてもう真くん来て・・」 「お、加奈ちゃん久しぶり~。覚えてる~?わけないかっ」 「あ、おばさんおじさんこんにちは」 慌ててリビングに来てみれば見知らぬ大人が二人。 私はすぐに真くんの両親だと察した。 でも肝心の真くんの姿が見当たらない。 「あのぅ・・」 「あぁ、真なら今出てるわよ。 挨拶ぐらいしなさい、って言ったのに」 「真の奴、今日ぐらいは休んだらいいのにな。全くあの健康馬鹿は」 「いや、いいんです。 あ、それじゃあ私シャワー浴びてきますね」 ジャージャー 「おじさんが健康馬鹿って言ってたけど真くん何処行ったんだろ? 何かスポーツでもしてるのかな? でもここら辺にはそんな 施設ないし・・」 体を流し、いざ湯船へ。 そういえばこの前雑誌で半身浴が美容にいいってのを見た気がする。 「よし、ちょっと試してみようかな!」 ま、こんなの気休めでしかないんだけどね。 「てか!わ、私ってば何でこんな事してんだろっ た、確かに真くんに会うのは楽しみだけど、最後に会ったのは小学校の低学年ぐらいだし・・」 「おーい、加奈ぁ? 夕飯できたからそろそろ上がりなさいよ~」 「あ、はーい。今行く~」 はぁ、なんだかすっごく緊張するよぉ。
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