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「どしたの?」
自分で俺んちに来たくせに
何も話さず玄関でもじもじとする小山
「いや、あのね。。俺ね、、」
「どうしたのさ。」
痺れを切らして言うと
小山は何かを決心するように大きく息を吸い込んだ
そして
「好き」
と小さな声で
でもはっきりと呟いた
「えっ」
そんなこと言われると思ってなかった。。
ただただ唖然とする俺に
小山は
「いや、あの、、ごめん忘れて?えっと誕生日おめでと。はい、これ。」
とラッピングされた小さな箱を
手渡すと"じゃあね"と足早に出ていってしまった
閉じていく扉を見つめる
"好き"と言われてから
まともにしゃべれなかった
落ち着くために
居間に戻りソファーに腰かける
そして手渡された小さな箱のラッピングを解いていく
箱をあけると中には
パワーストーンのブレスが入っていた
ブレスと共に入っていた折りたたまれた紙を開く
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