次元を越えて守りたい(最終章)

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イザール「ん…んぁ…」 俺が目をさますと横にはマキナが居た イザール「ありがと♪マキナ。」 マキナに口づけをして外に出る。 マキナ「イザール。大丈夫なの?」 イザール「大丈夫だ。それよりここは?」 マキナ「私の故郷よ…私は…異次元の人間なの。」 イザール「そっか!」 マキナ「驚かないの?」 イザール「驚かない。だって俺が愛したのはマキナだけだから。」 マキナ「あ…ありがとっ!イザール!」 後ろから抱きつかれた。だが…その平穏は切り裂かれた… ???「マキナ。貴様を迎えに来たぞ!」 マキナ「フォッグ!」 フォッグ「さぁ…来い…」 イザール「やめろっ!マキナから手を離しやがれっ! フォッグ「ふん…誰だ貴様は…マキナを気安く呼び捨てするでない…」 イザール「離さないなら…力ずくで…いかせてもらうっ!」 俺の眼が赤く染まる。 イザール「オラァッ!」 一気に跳躍して剣を抜くフォッグ「甘いわ。」 俺の体は弾き飛ばされた。 イザール「まだ…まだぁ…」 俺はこの時冷静だったならば勝っていたかもしれない。だが…妻を連れていかれそうになるのに冷静で居られるわけがない。 イザール「マキナを…離せェ…」 マキナ「イザール!やめろっ!」 イザール「離せェェェェェェェ!!」 もはやこの時の俺は…獣に他ならなかった。 そんな状態で勝てるわけがない。 フォッグ「獣がぁ!図に乗るな!」 弾きとばされ、森の樹をへし折りながら俺は…ある場所まで飛ばされた フォッグ「アーハッハッハッハッハッ! マキナを城へと連れていけ。」 兵士「御意!」 こうしてマキナは王国の妃にするために連れていかれた。
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