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「初めまして。櫻井晴香です。今日から宜しくお願いします。」
今日から桜中学校での生活が始まる。
「じゃあ櫻井はそこの空いてる席に座りなさい。」
先生は一番後ろの窓側の席を指差した。
「はい。」
ラッキー、窓側って夏は風が通って涼しいんだよね。
「初めまして!晴香ちゃん。宜しく!ウチの名前は渋井紗英(しぶいさえ)って言います!『紗英』って呼んでね!」
前の女の子に声を掛けられた。
「うん!『紗英』ってかっこいい名前だね!あ、ウチは『晴香』って呼んでね。」
「うん!あ、休み時間一緒に3組に行こ!2組は休み時間うるさいから。それに3組に紗英の友達いるんだ!紹介するね!!」
「うん。ありがとう!」
良かった…中途半端な時期に転校して来たから浮いちゃうかと思った…
「渋井、うるさいぞ。前を向きなさい。」
ウチと話したせいで紗英が怒られちゃった…
紗英…ごめん
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