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(くそっ!抜けろ!抜けてくれ!!)
誰かが私を呼んでいる………
(くっ…人一人救えずに死ぬのか……)
泣いてる…?悲しい思いが伝わってくる………私も悲しい………この人は心に闇が無い………この人なら私の身体 預けてもいいのかなマスター………この悲しみが私で斬れるなら………私を使って!!
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眩い光が辺りを包み、蒼き剣は解き放たれた。
私を使って
「えっ………ま、まさか!?精霊剣!」
ゴーレムの拳が振り下ろされる。
「おぉぉぉぉぉ!」
ザシュン!
ゴーレムの拳は放たれた疾風の刃に手首から切り落とされた。
グォォ!
「す………凄い………あと大剣なのに羽根みたいに軽い………」
イクサは蒼き剣を握り直す。
(これなら戦える!)
私に魔力を送って
「?わかった!!」
モード:インフェルノ
蒼き剣が紅色に輝き出した。
グォォ!
ゴーレムは残った腕でイクサに殴りかかる。
「はぁぁっ!」
輝きを持った蒼き剣が腕に当たると爆発を起こし、ゴーレムの腕を粉々にした。
グォォ!
「トドメだ!」
イクサは飛び上がりゴーレムの胸に蒼き剣を当て爆発させる。
ゴーレムは粉々になって辺りは静けさをとり戻した。
「はぁ…はぁ…」
蒼き剣は光となり人の姿に変わる。
腰まで伸びた蒼い髪 吸い込まれそうな蒼い瞳 そして綺麗な黒いドレスを来た女に変わった。
「………」
「私の名前は「レーヴァテイン」 レインって呼んで よろしく!マスター!!」
「………えっ?………ってえぇぇぇ!!」
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