プロローグ

3/4
前へ
/7ページ
次へ
(くそっ!抜けろ!抜けてくれ!!) 誰かが私を呼んでいる……… (くっ…人一人救えずに死ぬのか……) 泣いてる…?悲しい思いが伝わってくる………私も悲しい………この人は心に闇が無い………この人なら私の身体 預けてもいいのかなマスター………この悲しみが私で斬れるなら………私を使って!! --------- 眩い光が辺りを包み、蒼き剣は解き放たれた。 私を使って 「えっ………ま、まさか!?精霊剣!」 ゴーレムの拳が振り下ろされる。 「おぉぉぉぉぉ!」 ザシュン! ゴーレムの拳は放たれた疾風の刃に手首から切り落とされた。 グォォ! 「す………凄い………あと大剣なのに羽根みたいに軽い………」 イクサは蒼き剣を握り直す。 (これなら戦える!) 私に魔力を送って 「?わかった!!」 モード:インフェルノ 蒼き剣が紅色に輝き出した。 グォォ! ゴーレムは残った腕でイクサに殴りかかる。 「はぁぁっ!」 輝きを持った蒼き剣が腕に当たると爆発を起こし、ゴーレムの腕を粉々にした。 グォォ! 「トドメだ!」 イクサは飛び上がりゴーレムの胸に蒼き剣を当て爆発させる。 ゴーレムは粉々になって辺りは静けさをとり戻した。 「はぁ…はぁ…」 蒼き剣は光となり人の姿に変わる。 腰まで伸びた蒼い髪 吸い込まれそうな蒼い瞳 そして綺麗な黒いドレスを来た女に変わった。 「………」 「私の名前は「レーヴァテイン」 レインって呼んで よろしく!マスター!!」 「………えっ?………ってえぇぇぇ!!」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加