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「戻りました!」
イクサはギルドと呼ばれる場所に入る。ここは、主に人々からの依頼をしたり 魔神達との戦いの作戦をたてたりする場所だ。
「やっと帰ってきたか!!」
今 返事をしたのはグレイ 髪は金髪で顔立ちがいい同業者である。
「依頼をこなしてきたみたいね」
飲み物を飲みながら話したのはグレイのパートナーのアリサ。
「あぁ、無事に街に送ってきた。」
「………で?」
「で?って?」
「あなたの背中に乗ってる娘」
「あ!」
いまだにレインはイクサの背中で寝ている。
「こ…これはその!………」
「んぅ………」
静かにレインは目を開ける。
「お…起きたか!!」
イクサは静かにレインを降ろす。
するとギルド内の人達全員がレインを見た。
「!!」
レインは素早くイクサの背中に隠れる。
ムニュ
「ッ!?」
「マ…マスター………怖い………」
あたりが静まり返り、男性陣がイクサに殺気を込めた視線を送った。
「なんだ!その超絶美少女は!?」
グレイが叫ぶ。
「腰まで伸びたキレイな髪!吸い込まれる用な瞳!そして、ナイスなから(」
グレイはアリサにぶん殴られ静まった。
「で………その娘は?」
「えっと………自分で言える?」
イクサはレインに言ったが、背中で黙り込んでいる。
「じゃあ俺が言うよ?」
レインは静かに頷いた。
「わかった。」
イクサは説明を始める。
「名前はレイン、俺が行った遺跡にいた。あと精霊だ。」
それに対しアリサが返答した。
「歳はイクサと同じ18くらいね。それにしても精霊っぽく無いわね………精霊と人間のハーフかしら?」
「………」
イクサがレインに言う。
「そうなのか?」
レインは頷いた。
「そういう事らしい。」
その時、ギルドのカウンターにいるギルドマスターに呼ばれる。
「今行きます!!」
イクサはレインと共にギルドの個室へと入った。
精霊のギルドマスター グランはすでに110歳(人間でいう55歳)になっておりギルドの中で最長老である。
「イクサ………大事な話しがある………」
「なんでしょうか?」
「………その娘は………レーヴァテインだな?」
「!!」
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