1831人が本棚に入れています
本棚に追加
張ったテントで、水着へ着替えるよ。
みんな、下に水着を着てたから、脱ぐだけだったけどね。
その後は、滝壺へ直行さ。
滝壺では、泳いだり、魚を捕まえたりするよ。
ただね。
滝壺の水って、すんごく冷たいんだ。
気持ち良いけど、長く入るのはキツイんだよなぁ。
体が冷えちゃうよ。
だから今は、岩の上へ寝転んでるんだ。
ポカポカで、良い気持ちさ。
体が温まると、滝壺ってね。
楽しいよ。
お昼は、持って来たお弁当なんだ。
僕と清の合作さ。
晩御飯は、カレーにするよ。
作ってるところさ。
沢蟹とか沢海老、川魚を捕まえてるよ。
それを下処理した後で、軽く炙ったんだ。
そして、魚は解し、蟹と海老は砕いて、出汁の材料にしたよ。
もちろん、骨や殻は残飯だね。
出汁ができると、持って来たスープを追加だよ。
このスープも、僕と清の合作さ。
このスープをベースに、下拵えした具材を投入。
お母さん達に手伝って貰いながら作った、特製ガラムマサラと、カレールーを入れてっと。
うん、カレーの完成だね。
ご飯は、飯盒で炊いてるんだ。
{これ位は、できるよね}って、隆と凍夜にまかたんだけど…
向こうで、奈々子ちゃんに叩かれてるね。
何したんだろ?
こうして出来上がったカレーを、みんなで食べてるよ。
うん、良いできだね。
僕らが食べてると、先輩の1人が僕らへ近付いて来たね。
「美味しそうね。
アナタ達って、小四よね。
あっ!
今度、五年かなぁ。
でぇ、そのカレーってさぁ。
レトルトじゃなくて、アナタ達が作ったのよねぇ」
感心したように言ってる。
「あのぉ~
先輩は?」
つい尋ねちゃったよ。
「あ、ごめんね。
私、学園高1の霧越 真理よ。
あっちにいるのは、私の仲間ね」
なるほどね。
最初のコメントを投稿しよう!