日常13

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「僕、鈴木 雄二です。  みんなは、クラスメートと、僕の友達です。  え~っとぉ、先輩も料理するんですか?」 「するわよ。  趣味なの。  それでね。  凄く、良い香りがするじゃない。  でねぇ、つい、来ちゃったのよねぇ」 はい、はい。 催促ですか? あちらでは、他の先輩達が呆れてるね。 ってさぁ、下級生にたからないでよ。 僕のカレーを、ジィィィッと見てるんだよぉ… 優奈の顔が、怖くなってきてるんだってばぁ。 や、止めてよね。 焦り始めた僕を見かねて、清が小皿へカレーを盛って、先輩へ渡してくれたんだ。 ナイス! 清! 「なんか、催促したみたいに、なっちゃったわね。  悪いわねぇ」 いや、いや、いや。 露骨に、催促してましたよね!
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