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真理先輩は、少し拗ねたようにむくれてる。
可愛い先輩だね。
そんなことを、ちょっとだけ、ちょっとだけだよ、本当に、ちょっとだけ思ったんだよぉ…
なのに優奈は、すぐに気付いたようで…
と、隣からのプレッシャーがねぇ…
読心術でも、会得してるの?
とりあえず、僕と清がカレーを食べてみる。
ザ・カリーだね。
僕らには辛過ぎるよ。
そして、旨みが足りないね。
様々な香辛料を組み合わせて、複雑な辛味と香りを演出してるよ。
だけど僕らとは、コンセプトが違うんだなぁ~
僕らは辛いのはダメ。
だから、辛味は2の次、3の次なんだよ。
旨み追求型のカレーなのさ。
もちろん、特製スパイスも調合してるよ。
お母さんに叱られながら、一生懸命作った力作だもん。
僕が食べているカレーに、優奈が横から手を出しちゃったよ。
「かっらぁ~い。
お水飲んでも辛いよぉ~」
涙目です。
「僕らのカレーを食べてごらん」
そう教えると優奈は、言われた通りに食べてる。
「ふっしぎぃ~
治まってきちゃった。
なんでぇ~」
不思議そうだよ。
僕らのカレーは、牛乳やバター、生クリームなどの脂肪分も入っている。
蜂蜜や果物もね。
脂肪分は、辛味を抑える効果があるんだ。
だから、食べるように薦めたのさ。
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