日常13

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そんな僕を真理先輩が指差して、口をパクパクさせてる。 真理先輩… 人を指差さないで下さいな。 「真理、落ち着け。  しかし、その歳で凄いな」 豪先輩が、なだめてるね。 「僕のは、趣味程度なんですよ。  だけど、清は違います。  小さい頃から、料理修行をしてるから…  僕らも、最近知ったんです。  前は、唯の食いしん坊だと、思ってたんですよ」 「唯の食いしん坊は、酷いよぉ~  まぁ、食べるのは好きだけどねぇ」 そう言って、苦笑してる。 「そのぉ~  アナタ達って、何処の料理教室へ通っているの?  学園から、離れてるのかしら?  歩いて行ける?」 真剣な顔で、尋ねてきちゃった。 「学園から楽に通えますよ」 「本当!  それって、何処よっ!」 僕らは、真理先輩が余りにも必死なので、思わず苦笑い。 豪先輩達も呆れてるね。 「寮の部屋ですよ。  それと横浜の家ですね。  あと、凍夜、由梨ちゃん、桃子ちゃんの部屋もですよ」 先輩達が、不思議そうにしてる。
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