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他の先輩達を放って、真理先輩が言うんだよ。
「そんなことなんて、どうでも良いわよっ!
私、その料理教室へ通うわっ!
コレだけの差を年下につけられて、黙ってられますかっ!」
えらい鼻息だねぇ。
ゴクッて、豪先輩の喉が鳴ったような…
「そ、そんなに旨いのか?」
真理先輩が、頷いてる。
「純粋に、負けを認めたのは初めてよ」
真理先輩の一言に、他の先輩達の目の色が変わっちゃった。
僕達を見てるんですけど…
「済みません。
こっちは、後一杯しかないんです。
分け合って食べて下さいね」
そう言って、カレーをよそって、豪先輩へ渡したんだ。
先輩達は、カレーを回し食いしているねぇ。
アッと言う間に、完食したよ。
豪先輩が真理先輩の肩を、"ポムッ"て叩いてから言うんだ。
「まぁ、なんだ。
色々と、頑張れ」
「………」
まぁ、そんなことがあったんだけどね。
僕らは先輩達と、仲良くなったよ。
僕らは先輩方から、中学のイベントを、色々と教えて貰ったんだ。
魔術関係の情報は、流石に教えてくれなかったけどね。
{手順を踏まないと危険}と言うのは、先生達と同じだったんだ。
ただね。
僕らが習得した魔術の内容を聞いて、再び固まっていたけどね。
その晩は、焚き火を囲んで先輩達との交流会になっちゃったよ。
結構、楽しかったね。
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