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朝ご飯を食べたから、テントを片付けたんだ。
少しだけ、のんびりしたよ。
だけど、お昼前には出発さ。
途中で道沿いのお店に寄って、お昼ご飯でだね。
喫茶店みたいな店だったよ。
入ると、お昼からおばさん達が、歌を歌ってるんだ。
カラオケ喫茶だってさ。
僕らは、歌わないけどね。
ただね。
一緒に帰ってた、豪先輩達は歌ったよ。
帰るのが遅くなるから、困るなぁ。
まぁ、数曲歌ったら、終わりにしてくれたけどね。
先輩曰く、{カラオケ喫茶で食事だけってのも、(失礼かな)っと、思ってな}だってさ。
一緒に帰っている先輩の1人に、凍夜が捕まってるよ。
女の先輩なんだ。
凍夜にも春が!
なんて、女の子達が騒いでるけど…
どう見ても、恋愛って感じじゃないよね。
からかって、楽しんでいる感じなんだ。
「ねぇ、豪先輩。
あれって…」
豪先輩が気付いて、教えてくれんだ。
あの先輩には、弟さんがいたらしい。
交通事故で、亡くなったらしいんだけどね。
そして凍夜は、性格がそっくりなんだってさ。
豪先輩も知り合いだったらしく、凍夜を見て、懐かしく思ったそうなんだ。
良いことなのかなぁ…
少し、複雑だよ。
そして僕らは、学園へ着いんだ。
荷物なんだけどね。
先輩達が運ぶのを、手伝ってくれたんだよ。
先輩達は、キャンプ場で借りたんだってさ。
だから、手荷物だけだったんだ。
{女の子や、一般学生に持たせるの?}って、女の先輩達に豪先輩達が責められてねぇ。
申し訳ないです。
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