日常13

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朝ご飯を食べたから、テントを片付けたんだ。 少しだけ、のんびりしたよ。 だけど、お昼前には出発さ。 途中で道沿いのお店に寄って、お昼ご飯でだね。 喫茶店みたいな店だったよ。 入ると、お昼からおばさん達が、歌を歌ってるんだ。 カラオケ喫茶だってさ。 僕らは、歌わないけどね。 ただね。 一緒に帰ってた、豪先輩達は歌ったよ。 帰るのが遅くなるから、困るなぁ。 まぁ、数曲歌ったら、終わりにしてくれたけどね。 先輩曰く、{カラオケ喫茶で食事だけってのも、(失礼かな)っと、思ってな}だってさ。 一緒に帰っている先輩の1人に、凍夜が捕まってるよ。 女の先輩なんだ。 凍夜にも春が! なんて、女の子達が騒いでるけど… どう見ても、恋愛って感じじゃないよね。 からかって、楽しんでいる感じなんだ。 「ねぇ、豪先輩。  あれって…」 豪先輩が気付いて、教えてくれんだ。 あの先輩には、弟さんがいたらしい。 交通事故で、亡くなったらしいんだけどね。 そして凍夜は、性格がそっくりなんだってさ。 豪先輩も知り合いだったらしく、凍夜を見て、懐かしく思ったそうなんだ。 良いことなのかなぁ… 少し、複雑だよ。 そして僕らは、学園へ着いんだ。 荷物なんだけどね。 先輩達が運ぶのを、手伝ってくれたんだよ。 先輩達は、キャンプ場で借りたんだってさ。 だから、手荷物だけだったんだ。 {女の子や、一般学生に持たせるの?}って、女の先輩達に豪先輩達が責められてねぇ。 申し訳ないです。
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