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さっそく、キャンプ用品を返して帰るよ。
みんな、疲れてるね。
特に横浜のメンバーは、魔那付与できないでしょ。
だから僕らより、疲れてるね。
魔那付与で疲れを取る。
それができるかどうかは、大きな違いなんだよねぇ。
寮の部屋から家へ転移する。
沙里奈ちゃんと優奈は、僕が送ってくよ。
隆と清?
男は知らないよ。
自力で帰れって。
「ちょ、雄二」
「酷いよぉ~」
なんて、聞こえたような気がしたけど…
空耳だろうね。
沙里奈ちゃんを送ってから、優奈の家へ向ったよ。
優奈、途中で、半寝状態になっちゃったんだ。
フラフラするでしょ。
だから、背負ったよ。
何時もなら、恥ずかしがるんだけどなぁ。
背中で寝ちゃったよ。
重くなるけど、優奈の重さなんて、苦にはならないさ。
だって、優奈だからね。
優奈の家へ着くと…
「あら、あら。
優奈ったら、寝ちゃってるのねぇ。
さぁ、雄二君、どうぞ」
おばさんに無理やり、上がらされちゃいました。
優奈も、無理やり起こされたんだ。
おばさぁ~ん!
今は、2人並んで座らされてるよ。
キャンプのことを、色々と尋問されました。
僕は、適当に答えてたんだけど…
優奈がさっきから、横で船を漕いでいるんだよ。
あっ。
頭が、僕の肩へ乗ったねぇ。
明らかに、限界だよ。
「おばさん。
優奈が疲れてるから、今日は…」
「あら、あら。
本当に、疲れてるようねぇ。
雄二君がいると、張り切るのにねぇ」
そう、からかうんだけど…
反応がないねぇ。
「では、僕は、これで」
そう言って、僕は帰るよ。
本当は、ベッドまで連れて行きたいけど…
さすがにね。
実際、僕も疲れてる。
今日は、ゆっくり風呂へ入って、早めに寝よう。
そう思ったよ。
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