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その後は、すぐに船へ乗船だね。
僕らが乗り終わると、船が出港さ。
この船って…帆船だよね。
凄い勢いで、港から離れてるんですけど…
ハハハハッ。
コレって、アトラクションだったね。
錯覚するほどリアルだったから、勘違いしちゃってたよ。
出港したから、船内を探検だ。
僕は優奈と二人で、船内を見て廻ったんだよ。
色んな部屋に道具、面白いね。
しばらく探検してると、船が激しく揺れ始めたんだ。
な、なんだぁっ?
〔〔嵐だぁ~っ!
嵐が来たぞぉ~〕〕
凄く揺れる船内。
僕らは、なんとか移動して甲板へ。
暴風雨だっ!
船が波に翻弄されてる!!
一緒に出港した船が見えるよ。
枯葉のように、波に遊ばれてるんだ。
こぇぇぇっ。
思わず優奈を引き寄せて、抱き締める。
優奈からも、抱き付いてきたよ。
そんな嵐が、いきなり止まる。
えっ!?
嵐って、いきなり止まるものなのぉ!?
あっ!
アトラクションなんだっけ。
そんなことを思ってると…
〔〔海賊だぁぁぁっ!
応戦しろぉっ!〕
〔〔オオオオッ〕〕〕
カン。
キン、カン。
ガキィィィン。
争う音がし始めたんだよぉぉっ!
いいぃ~っ!?
気付いたら、帆船が横付けされてたんだ。
髑髏のマークが付いた帆を、掲げた船なんだよ。
い、何時の間に!
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