日常13

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その後は、すぐに船へ乗船だね。 僕らが乗り終わると、船が出港さ。 この船って…帆船だよね。 凄い勢いで、港から離れてるんですけど… ハハハハッ。 コレって、アトラクションだったね。 錯覚するほどリアルだったから、勘違いしちゃってたよ。 出港したから、船内を探検だ。 僕は優奈と二人で、船内を見て廻ったんだよ。 色んな部屋に道具、面白いね。 しばらく探検してると、船が激しく揺れ始めたんだ。 な、なんだぁっ? 〔〔嵐だぁ~っ!  嵐が来たぞぉ~〕〕 凄く揺れる船内。 僕らは、なんとか移動して甲板へ。 暴風雨だっ! 船が波に翻弄されてる!! 一緒に出港した船が見えるよ。 枯葉のように、波に遊ばれてるんだ。 こぇぇぇっ。 思わず優奈を引き寄せて、抱き締める。 優奈からも、抱き付いてきたよ。 そんな嵐が、いきなり止まる。 えっ!? 嵐って、いきなり止まるものなのぉ!? あっ! アトラクションなんだっけ。 そんなことを思ってると… 〔〔海賊だぁぁぁっ!  応戦しろぉっ!〕 〔〔オオオオッ〕〕〕 カン。 キン、カン。 ガキィィィン。 争う音がし始めたんだよぉぉっ! いいぃ~っ!? 気付いたら、帆船が横付けされてたんだ。 髑髏のマークが付いた帆を、掲げた船なんだよ。 い、何時の間に!
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