日常13

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海賊達が乗り込んで来てるんだ。 水夫達が応戦してるね。 近くに剣が落ちてたよ。 僕、慌てて剣を引き寄せて持ったんだ。 僕は優奈を背に守って、辺りを確認するよ。 とりあえず、僕らを襲う海賊は、いないようだね。 そんなことを思ってると… 〔〔ギャァァァァァッ!  クラーケンだぁぁぁっ!  助けてくれぇぇぇっ〕〕 海賊の1人が、何かにまき付かれて宙を舞う。 ゑ゙っ! えええええっ! な、なに? 何なんだぁぁぁっ!? 余りのことに、僕と優奈は、ポッカァァァンと、してしまう。 そんな僕ら、いや、優奈へ、スルスルと触手が忍び寄ったんだ。 僕はすぐに、それへ気付いたさ。 そして… 「おんどれぇ。  優奈に、何さらすんじぁぁぁっ!」 そう叫び、触手を切り裂く。 触手は、微塵切りの細切れ。 すると… 海からイカが現れ… 脅えたように、船から離れて行く。 あっ! 海賊船が巻き込まれて沈んだ。 ざっまぁ…
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