日常13

49/105
前へ
/368ページ
次へ
そんな僕らに、藤崎先生が苦笑しながら言うね。 「そこへいると、邪魔になるわよ。  さぁ、次のアトラクションよ」 そう言われたらねぇ。 僕らは、顔を見合わせた後で、歩き始めたんだ。 そんな僕らへ、藤崎先生が説明してくれるよ。 「さっきの乗り物は、魔導機を駆使して動いてるのよ。  魔導幻想機とのハイブリッド・アトラクションなの。  アナタ達。  魔導幻想機って知ってる?」 僕らは、首を横に振ったね。 なんだろね? 「魔導幻想機は、人へ幻を見せる魔動機なの。  アナタ達が見ていたのは、大半が幻なのよ。  ねぇ、凄いでしょ。  そして乗り物には、他の魔動機も搭載されてるわ。  あの乗り物な名は、スクーナー。  磁力と風をコントロールする魔動機を搭載した、乗り物なのよ。  魔動機で機体を浮遊させて、{乗っているような、臨場感を演出}って、わけね。  そして内部は、エアクッションで保護されてるの。  だから倒れたり、ぶつかったりしないのよ。  怪我をしないように制御されているから、安全なのよ」 へぇーっ。 そんな仕組みだったんだ。 凄いなぁ。 みんな、感心して聞いてるよ。 僕もだけどね。 流石は、ネズラー先生だよね。
/368ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1831人が本棚に入れています
本棚に追加