日常13

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そんな藤崎先生に先導されて向かったのは、【アマゾンクルーズ】 建物の前で、藤崎先生が言われるよ。 「今回は、それほど激しいアトラクションじゃないわよ。  まぁ、少しはあるけどね」 そう言って、ウィンクされる。 少しって…どの位なんだろね。 ゲートを潜ると、お姉さんに、ニコヤカに挨拶されたよ。 「ようこそ!  アマゾンクルーズへ!  本、アトラクションでは、様々な動物が現れます。  動物との触れ合いを、お楽しみ下さい」 説明を受けた僕らは、奥の入り口を潜ったんだ。 するとトロッコが、停車してたよ。 僕らは、係りの人に案内されて、トロッコに乗る。 搭乗が終わると、トロッコが静かに動き始めたね。 振動がないんだよ。 静かに動く乗り物だね。 スルスルと動いて、森の中へ。 木陰と小川のせせらぎ。 気持ち良いねぇ。 清々しい気分だよ。 あ~っと、開けた場所に出たね。 夏なのに、新緑の香りに、花の香り。 癒やされるなぁ。 んっ? 森から何かが出て来るよ。 ああ、お姉さんが言ってたなぁ。 色んな生き物が、森から出て来たよ。 トロッコに、近付いて来るんだよ。 草食動物だけだね。 鹿や兎、栗鼠にフェレットや鼬にアライグマなどなど… 実に、様々だよ。 トロッコは、ユルユルと進むね。 穏やかな雰囲気だねぇ。 はぁ~っ、癒されるなぁ。 すると、アナウンスが流れるよ。 『みな様方。  これより、しばらくトロッコの停車を致します。  動物との触れ合いを、お楽しみ下さい。  なお、トロッコからの下車は、ご遠慮頂けますよう、お願い致します』 そしてトロッコは、静かに停車したんだ。
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