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ついて来てた動物が、トロッコに近付くね。
栗鼠や小鳥、兎などの小動物が、車内で走り回ってるよ。
優奈の肩や頭にも乗ってるね。
優奈の膝上には、白銀の兎がいるんだよ。
優しく撫でているねぇ。
兎が気持ち良さそうに、ジィィッと、してるんだ。
なんだか…絵になるなぁ。
僕の周りにも、子狐やフェレットが来てるよ。
可愛いよ。
僕はフェレットを捕まえて、優奈の肩に乗せてみる。
そしたらさぁ。
フェレットが、優奈の首に巻き付くように擦り寄ったんだ。
ははっ。
天然の襟巻きだね。
「ふふふふふっ。
くすぐったぁ~ぃっ。
もぅ。
雄二君ったらぁ~」
優奈が可愛く言うと…
「かぁぁぁっ!
冷房、効いてへんのと、ちゃうかいな?」
「ほんまじゃねぇ。
すんごく、暑いんじゃけど」
凍夜と桃子ちゃんが、ニタニタとながらこっちを見てる。
しかし…
あちらで、清と由梨ちゃんが、何か良い雰囲気を醸し出してるんだけどね。
2人は、気付いてないのかなぁ。
僕と優奈は、動物達で和んでるよ。
2人の冷やかしが、ちょっと、鬱陶しいけどね。
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