日常13

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ついて来てた動物が、トロッコに近付くね。 栗鼠や小鳥、兎などの小動物が、車内で走り回ってるよ。 優奈の肩や頭にも乗ってるね。 優奈の膝上には、白銀の兎がいるんだよ。 優しく撫でているねぇ。 兎が気持ち良さそうに、ジィィッと、してるんだ。 なんだか…絵になるなぁ。 僕の周りにも、子狐やフェレットが来てるよ。 可愛いよ。 僕はフェレットを捕まえて、優奈の肩に乗せてみる。 そしたらさぁ。 フェレットが、優奈の首に巻き付くように擦り寄ったんだ。 ははっ。 天然の襟巻きだね。 「ふふふふふっ。  くすぐったぁ~ぃっ。  もぅ。  雄二君ったらぁ~」 優奈が可愛く言うと… 「かぁぁぁっ!  冷房、効いてへんのと、ちゃうかいな?」 「ほんまじゃねぇ。  すんごく、暑いんじゃけど」 凍夜と桃子ちゃんが、ニタニタとながらこっちを見てる。 しかし… あちらで、清と由梨ちゃんが、何か良い雰囲気を醸し出してるんだけどね。 2人は、気付いてないのかなぁ。 僕と優奈は、動物達で和んでるよ。 2人の冷やかしが、ちょっと、鬱陶しいけどね。
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