日常13

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そんな、ゆったりとした一時が、突然変わる。 周囲の動物達が、ピクリと、反応。 警戒し始めてる。 そして… 一斉に、逃げ始めたんだ。 一体、なに? そんな中、優奈の膝にいる兎だけは違うよ。 優奈に擦り寄る感じで、縮こまってるんだ。 んっ? 藤崎先生が、兎を見て驚いてるようなんだけど… どうしたんだろ? そう思ってると… 【グォォォォッ】 雄叫びを上げながら、巨大な影が! 何かが、森から躍り出たんだよ。 黒豹…だよね? あれって… 大きさが…ね。 変なんだよ。 大型トラック位は、あるよね。 あれって、黒豹? 『非常事態です。  トロッコを、急発進させます。  皆様。  席へご着席願います』 アナウンスと同時に、トロッコが走り始める。 後ろからは、黒豹。 こ、こぇぇぇぇっ! 「おおおおおっ!  ナグラ・クルゾやんかっ!  すんげぇ~」 い、いやっ、ちょっとねぇ。 凍夜さぁ。 確かに黒豹としたら、デカ過ぎるけどさぁ。
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