日常13

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「さぁ、次へ行くわよ。  次!  サクサク行かないと、全部廻れないからねっ!」 そんなに焦んないでも… そんな先生に連れられて行かれたのは、大きな湖。 んっ? この湖って、おかしくない? 中央が、ドームのように盛り上がってるんだよ。 「次は、あのウォーターマウンテンよ。  乗り場はアソコ。  さぁ、行くわよ」 張り切ってますねぇ。 って、ハァァァァッ!? ウォーターマウンテンって、〔水の山〕って意味だよね。 そのまんまのネーミング過ぎない? てかさぁ、水で山を造ってんの? どうやったんだろね。 しばらく行くと桟橋が現れる。 桟橋に大きなボートが、停泊してるよ。 屋根がない、オープンタイプだね。 「ようこそ。  ウォーターマウンテンへ。  様々な水棲生物との触れ合いを、お楽しみ下さい。  なお。  本、アトラクションは、水に濡れる可能性が御座います。  濡れて支障が御座います物は、ここにて、お預かり致します。  ご了承下さい」 しかたないよねぇ。 僕らは、携帯を預けるよ。 一応は、生活防水なんだけさ。 壊れるのは、嫌だもん。 先生達は預けないよ。 魔術師には、ピータっていう端末が配布されてるんだ。 この端末って、魔術師専用端末なんだよ。 魔術で、色々な機能を使用できるんだってさ。 完全防水で頑丈。 サバイバルでも使用可能な端末なのさ。 だから、そのまま持って、搭乗してるね。
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