日常13

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僕らは、預けた証拠の札を受け取ってから、ボートに乗ったよ。 全員が乗ると、ボートが出航したね。 ボートは、スクーナーというらしいんだ。 水流に乗って、スルスルと移動してるよ。 おそらく、魔導機で動いてるんだよね。 凄く静かだねぇ。 「あれ見てよ。  イルカよ。  イルカが、いるわよ」 「あっ!  あっちには、ペンギンね」 「嘘じゃろ。  アレって、マンタなんじゃないんね」 奈々子ちゃん、沙里奈ちゃん、桃子ちゃんの3人娘が騒いでいる。 「清君。  小魚、綺麗ね」 「調理したら、美味しいかなぁ~」 「もぅ、清君たらぁ。  ふふふふふっ。  でも、清君らしいかも」 あちらは、あちらで、何やら空間ができてます。 「うわぁ~  お水のお山って、キッレェ~  お魚も、キラキラして綺麗ねぇ」 優奈も綺麗… 「ケッ。  リア充どもめ」 「くそっ!  何時か俺だって、リア充に!」 「んっ?  隆」 「凍夜」 ガシッって、握手しているねぇ。 何やら、友情が芽生えたらしい。
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