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その後すぐに、列車強盗が現れたんだ。
馬に乗ったヤツらが、バンバン銃を撃ちながら襲って来たよ。
汽車のスピードが上がるね。
ヤツらは追い付けない。
ホッとしていると…
線路先のポインターで、賊が何かしてるんだ。
もしかして…ポインターを切り替えるのぉっ!?
ヤバイ!
線路の分岐は3つ。
右に切り替わると脱線。
賊は右に切り替えるようだね。
不味いよ。
それを察知したんだろうね。
護衛のガンナーが反応するよ。
賊を撃ち、直後にポインターレバーを連射したんだ。
やっるぅ~
レバーが動いて、ポインターが切り替わったよ
だけど…
切り替える前だったんだね。
左にポインターが、切り替わってしまって…
うん、トンネルだね。
「雄二君。
また、洞窟だよぉ。
また、怖いのかなぁ」
涙目で、僕を見る優奈。
「大丈夫。
優奈は僕が守るから」
そう言って優奈の頭を、優しく撫でてあげる。
前の席では凍夜が、鼻を摘んでるねぇ。
けど…
優奈を除く女の子達から、白い目で見られてるんだけど…気付いてないみたい。
残念な子なの?
凍夜って。
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